節約を心がけている夫婦として、1億円を目指して2024年から本格的に行動を始めました。夫はもともとミニマリスト気質で、必要最小限のもので生活を成り立たせるタイプ。そこで、家計を支えるために夫の車を手放すことを決断しました。
夫の車を売る決断の理由
現在、私(妻)は軽自動車、夫は日本車のSUVを所有しています。地方に住んでいるため、夫婦で車2台持ちというのが当たり前の生活。そんな時、翌月に夫のSUVが車検を迎える時期となりました。
車2台必要?
妊娠中は運転しないし、子供が小さいうちは軽自動車だけでも生活できるよね。
OK、車売るわ!
(判断が早い…)
通勤はどうするの?
歩くよ!それか妻から借りる!
…ということで、車検を迎える前に夫の車を売ることが決定しました(笑)車を売るのは私たちにとって初めての経験。車を売るために色々詳しい人に訊いたり調査したりしましたので、有益な内容を皆さまに共有します。
中古車を売る方法は3つ!
中古車を売る方法には、以下の3つがあります。
- インターネットで一括査定できるMOTAを利用する
- 各中古販売会社のHPで査定を依頼する
- 直接中古買取会社に持ち込み、査定を受ける
1と2はオンライン、3は完全に自力になります。今回は、最も納得できる査定を求めて「3. 直接訪問する方法」を選びました。
MOTAを利用しなかった理由
MOTAは、最大20社が一括査定を行い、上位3社が交渉権を得る便利なサービス。そのため、高値で見積もりを出してくれた3社から効率的に選定することが可能です。しかし、地方によっては20社が揃わないこともあり、人気のない車種では買取業者が集まらない場合も…。住んでいる地域での業者数や利用可能な店舗に限りがあったため、今回はMOTAを利用せず、直接訪問することにしました。
ちなみに、MOTAを利用した先輩はガリバーが1番高い見積もり額を出してくれたそうです。早速電話で売却の手続きを進めるために連絡をすると、なんと隣の市のガリバーだったそうです。
大都会でない限り、近所に中古販売店は20社もないと思います。なので、明確な担当エリア範囲は分かりませんが、この見積もりを出してくれる販売店は各市区町村レベルではなく、各都道府県レベルくらいの範囲から査定がくるのではないでしょうか。
ちなみに私の町にもガリバーがありますが、MOTAに登録している店舗か否かで交渉権が左右される場合もあるそうです。
もちろん会社によっては全ての店舗・支店がMOTAのサービスに加入しているというところもあると思いますが、まだまだ全ての人が利用しやすい状況ではないかもしれません。
私の地域で有名な買取店は4~5店舗ですので、自分で直接行って営業の方のお話を聞いてもいいなと思い、直接訪問する方法を取りました。
書きぶりにMOTAのマイナスな点が多くなってしまいましたが、地域柄もあると思います。ネット上の情報では、実際の査定よりも高く売れたというケースもあるので、効率性を求める方はMOTAを積極的に利用して、自宅にいながらまずは上位3社に絞るというのがベストです!
営業マンに負けない!高く売るために注意すべき7つのポイント
- 軽微な事故歴や修復歴はあえて伝えない
これは噓をつけと言っている訳ではありません。軽い擦り傷や修復歴があっても、査定時に気付かれないレベルであれば言わなくてOK。正直に伝えると、査定額が下がる可能性があります。指摘された場合のみ、正直に説明しましょう。 - 他社の査定額は言わない
交渉の方法として、他社さんの査定額を示して値段競争をするやり方が良いということを聞いたことがあるでしょうか。ですが、交渉の場で他社の査定額を出すと、そこから金額が動かなくなることがあります。まずは、他社の情報を出さずに見積もってもらい、納得がいかなければ「売らない」と伝えることが重要です。そうすると、急に値上げした見積りを出すところがあります。そういう商売をしているところは、個人的に信頼できませんので、一つの判断材料にしてください。 - 無駄なコストを見極める
店舗の規模や広告費などに多くのコストをかけている会社は、車を安く買い取り、高く売る必要があります。もちろん、車を売りに行くという経験は初めて!という人が多い中で、中古販売業界の懐事情まで調べて…というのは難しいと思いますが、会社の運営コストを把握し、効率的に動いている業者を選びましょう。 - 売るタイミングを焦らない
「車検前だから」、「来月どうしてもお金がいるから」等々、やはり営業マンは少しでも安く買い取るためにもこちらの事情を色々確認してきます。少しでも交渉で不利になる情報を言ってしまうと、足元を見られた交渉をされるかもしれません。営業マンに急かされないためにも、「急いで売る必要はない」というスタンスを伝えましょう。どんなに急いで車を手放したいと考えていても、「安い額なら売りませんし、なんならゆっくり他社さんも回って比較してきます。」くらいの心構えで営業マンと話すよう気を付けてください。 - 月末の売却は1週間の余裕を持つ
今月に売るか、来月に売るかで、価格が下がる可能性があります。特に来月車検という方は、車検月になるか車検前の月になるかで値段の交渉が変わってきます。中古車業界では、買い取った車は整備や掃除、各種手続きを含めて1週間程度時間を要するので、月末ぎりぎりで成約した車は翌月からの販売車として扱われます。月末に売る場合は、1週間程度の余裕を持ちましょう。(23日くらいまでに契約できれば、当月中の扱いになります!) - 走行距離と年数に注意
総走行距離と年数はとても大事で値段に直結します!長く乗ると思い定めた人は関係ないと思いますが、高値で売るためには、走行距離が7万キロ未満、10万キロ未満を目指すことがポイントです。10万キロ以上になると、15万キロ走ろうがほとんど額は変わらないようです。なので、99000キロか、10万キロかで数万円変わるなら1000キロ分我慢した方が良いと思います。また、年数については新車から13年経過すると標準税率から20%増加します。これも売却額に影響してくる要素になるので、12年目を基準にするのも良いと思います。これを超えると価格が大きく変動するため、タイミングを計画的に考えましょう。 - 査定価格と買取価格の違いに注意
これも全ての会社に該当する話ではありませんが、会社によっては「査定価格」が高くても、実際にお客さんに振り込まれる「買取価格」が低くなる場合があります。これは査定価格で他社と差をつけ、実際に交渉に入った段階で、「新しくここに故障が見つかったから」等の不備を指摘し、買取価格を下げる交渉をしてくる会社があるそうです。それこそ、昔のビッグモーターはそういった強引な営業もあったそうです。査定後に買取価格が下がらないことをしっかり確認してから売却を進めましょう。
節約夫婦、4つの店舗を直接訪問して査定を依頼!
今回は勉強も兼ねて、アラジン、ラビット、ガリバー、ビッグモーターの4社を直接訪問して査定を依頼。たまたまですが、最初に訪れたアラジン(「江頭2:50」がイメージキャラクターの会社)の営業の方がとても親切で、中古車買取のポイントを丁寧に教えてくれました。最終的にアラジンとラビットが35万円という「買取価格」を出しましたが、信頼できたアラジンに売却を決定。さらに、2万円の上乗せ交渉にも成功しました!振込額は37万円!
夫の車のスペック
- 中古販売価格:80万円前後(ネット情報)
- 使用年数:11年
- 走行距離:78,000キロ
- 修復歴あり(走行中にガードレールに衝突した物損事故)
予想していた20万~30万円よりも高い、37万円での売却ができたことに大満足です。
よくある注意点
実際に売却が決定した際、注意すべき点について紹介します。
つまり、私たち夫婦が実際にやらかしてしまったことです…。
- ETCカードの抜き忘れ(後日取りに行きました…)
- スペアキーを渡し忘れ(後日渡しに行きました…)
- 戸籍附票の用意し忘れ(本籍地が遠方なので、お店に提出するまで約1週間の時間を要しました…)
以上のことは、つい抜けがちになってしまいますので皆さんも気を付けてくださいね。
ちなみに、車検証に記載されている住所と現在の住所が違う場合、住民票の写しが必要です。(マイナカードを使えばコンビニ等で取得可能です。)
また、車検証の住所から2回以上転居をしている方は、さらに戸籍の附票(今までの住所歴)も必要となります。こちらは本籍地の役所にて取得する必要があるため、郵送等のタイムラグを加味して早めに入手しておくとスムーズかもしれません。
その他、普通車を売却する際は実印と印鑑登録証明書も必要になりますね。意外と用意する書類がありますが、お店に行けば丁寧に教えてもらえます。ある程度時間に余裕をもって査定ができると良いですね。
まとめ
今回、夫の車を売却して37万円をゲット!併せて、車検代が浮いたということで約50万円以上得をしました。私が済んでいる地域は大手の中古販売店の店舗数がもともと片手で数えられるほどしかないので、今回は一括査定サイトに申し込むことなく直接1店舗ずつ回ることができました。地域によるとは思いますが、一括査定サイトで上位3社に絞ってから実際にその3店舗を訪問する方が効率的です!買取価格に満足しなければ売らなければ良いだけですので、車検等のタイミングで気軽に査定に出してみるのをオススメします。
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