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サイドFIREとマイホーム購入は両立できるのか?1億円を目指す妻の家づくり戦略

家づくり

サイドFIREとは?その基本概念

まず、サイドFIREの基本的な概念については、こちらで詳しく解説しているので是非ご覧ください。

マイホーム購入の夢:FIRE達成とのバランスをどう取るか?

多くの人にとって、マイホームの購入は人生の大きな目標です。自分の家を持つことで得られる安心感や満足感は、他に代えがたいものです。しかし、近年注目を集めるFIRE(Financial Independence, Retire Early: 経済的自立と早期リタイア)を目指す人にとっては、マイホーム購入は資産形成のプランに影響を与える大きな決断となります。

マイホーム購入とFIREに向けた資産形成の関係

FIREを目指す人にとって、資産形成は早期リタイアのための重要な要素です。一般的には、支出を抑えながら投資を増やし、運用資産を増やしていくことがFIRE達成への道とされています。一方、マイホームの購入は、多額の初期費用(頭金、諸費用など)や住宅ローンの返済が必要になるため、短期的には資産形成に対して以下のような影響を与える可能性があります。

  1. 資金の固定化
    マイホーム購入は、多くの資金を不動産という形で固定化することを意味します。株式や投資信託のようにすぐに現金化できないため、資産を流動的に使えなくなる可能性があります。FIREを目指すためには、できるだけ多くの資産を運用に回すことが重要ですが、マイホーム購入によってそれが制限されるリスクがあります。
  2. ローン返済によるキャッシュフローの制約
    住宅ローンの返済が長期にわたると、毎月の支出が固定化されます。これにより、投資に回せる資金が減少し、資産形成のペースが遅くなる可能性があります。特に、金利の高い時期にローンを組むと、返済額が増え、FIREに向けた資産形成への影響が大きくなるでしょう。
  3. 家の維持費や修繕費
    家を所有することで、固定資産税、保険、修繕費などのランニングコストも発生します。賃貸であればこうした費用の一部を大家が負担しますが、持ち家ではこれらの費用を自分で支払う必要があります。これが生活費に加算され、FIRE達成のハードルが上がることがあります。

今が社宅で住居費を安く抑えられている分、この住宅ローンの存在がちょっと不安になります。マイホームの予算設定もよく考えないといけないですね。

マイホーム購入のメリットとFIREとの調整

マイホーム購入がFIREに対してデメリットばかりかというと、そうではありません。購入のタイミングや計画次第では、持ち家がFIREプランに対して有利に働くこともあります。

  1. 家賃の支出を削減できる
    家を購入することで、ローンを完済すれば家賃という定期的な支出がなくなります。特に老後の生活において、住居費が削減できることは大きな安心材料となります。賃貸に住み続ける場合、家賃は一生続く負担となるため、持ち家があればその分FIRE達成後の生活費を抑えられる可能性があります。
  2. 資産の一部としての活用
    不動産は長期的には価値が上がることがあり、適切な場所や時期に購入すれば、資産価値が増加する可能性もあります。特に立地の良い物件を選べば、将来的に売却して利益を得たり、賃貸に出して副収入を得たりすることもできるため、FIRE後の収入源としての可能性を秘めています。
  3. 生活の安定と精神的な安心感
    マイホームを持つことで得られる精神的な安心感や、家族との安定した生活は、金銭的な利益以上に重要です。FIREを達成した後でも、自分の家があることで安心して生活できる点は大きなメリットです。

一般的なメリットを書きましたが、私にとっては3つ目の「生活の安定と精神的な安心感」が一番大きいです。また、家庭菜園とか自然溢れる庭でのびのびと過ごしたいという夢があるので、賃貸ではなし得ない収穫があります。

マイホーム購入のタイミングをどう見極めるか

サイドFIREを目指す人にとって、資産形成とマイホーム購入のタイミングは非常に重要なテーマです。サイドFIREは、完全なリタイアではなく、働きながら経済的自由を享受するライフスタイルですが、この目標に向かう途中で家を購入するかどうかは悩ましい判断ですよね。FIREを目指しつつマイホームを購入する際、タイミングが非常に重要です。「十分な資産を確保するまでマイホーム購入を待つべきか」「収入が安定しているうちに早めに家を購入すべきか」という二つの選択肢について、具体的な考え方を紹介し、資産運用や収入状況とのバランスについて考察してみます。

選択肢1:資産形成が十分進むまで待つ

サイドFIREを目指す際、資産形成を優先してマイホーム購入を後回しにする選択肢は、特に慎重な資産運用を重視する人にとって魅力的です。この考え方のメリットとデメリットを以下に見ていきます。

メリット
  1. 資産運用により効率的に資金を増やせる
    マイホーム購入にかかる頭金や諸費用は、相当な額になることが一般的です。この資金を先に投資に回すことで、長期的な運用益を得やすくなります。たとえば、頭金として使う予定の1,000万円を年利5%で投資運用した場合、10年間で約1,629万円に増える計算です。これにより、より早くサイドFIREを達成する可能性が高まります。
  2. ローン返済の負担を避けることができる
    住宅ローンを組むと、毎月の返済が固定化され、キャッシュフローに影響を及ぼします。特に、金利の上昇や経済環境の変動があれば、ローン返済額が大きな負担となる可能性があります。資産形成が十分に進んだ後で現金や少額のローンで購入すれば、経済的な負担を軽減し、安定した生活を送ることができます。
デメリット
  1. 家賃支出が長く続く
    マイホーム購入を先延ばしにすると、その間は賃貸住宅に住むことになります。家賃は長期的に見ると大きな支出であり、毎月のコストが積み重なっていきます。特に、家賃が高い地域に住んでいる場合は、支出が大きく、資産形成に影響を与える可能性があります。
  2. 住宅価格の上昇リスク
    不動産価格は経済状況や地域によって変動します。特に人気のあるエリアでは、待っている間に物件価格が上昇し、結果的に購入がより難しくなることもあります。また、住宅ローン金利が低い時期に購入しないと、後々高金利でローンを組まなければならない可能性もあります。

選択肢2:収入が安定しているうちに早めに購入

もう一つの考え方は、サイドFIRE達成前に、収入が安定している間にマイホームを購入してしまうというものです。この選択肢のメリットとデメリットも確認してみましょう。

メリット
  1. 早期に家賃支出を抑える
    早めに家を購入することで、家賃支出を抑えることができます。特に、住宅ローン返済が賃貸の家賃と同等かそれ以下である場合、毎月の支出を減らすことができ、将来的にはローン完済後、住居費が不要になります。これにより、サイドFIRE達成後の生活費が抑えられ、資産の取り崩しを最小限にすることができます。
  2. 資産価値の上昇を期待できる
    購入した不動産が将来値上がりする場合、資産形成にプラスの影響を与える可能性があります。たとえば、都市部や再開発エリアに購入した場合、長期的な不動産価値の上昇を見込むことができ、将来的には売却益や賃貸収入を得ることも可能です。
  3. ローンを早く完済できる
    収入が安定しているうちにローンを組めば、早い段階で住宅ローンを完済することができます。完済後は、サイドFIREを目指すにあたり、住居費の心配をすることなく、自由な生活を送りやすくなります。
デメリット
  1. 資産運用に回せる資金が減る
    早めに家を購入すると、頭金や諸費用でまとまった額を支払うことになるため、投資に回す資金が減ります。そのため、資産形成のスピードが遅くなる可能性があり、サイドFIRE達成までの期間が長くなるリスクがあります。
  2. 住宅ローンの返済負担
    住宅ローンを組むと、毎月の返済が資産運用に回せる余裕資金を圧迫します。特に、サイドFIREを達成してからもローンを返済し続ける必要がある場合、自由な生活を目指す目標が制限される可能性があります。

具体例:AさんとBさんの場合

ここで、具体的な例を挙げて考えてみましょう。

Aさん:資産形成優先型
Aさんは、現在年収800万円で、月々の家賃は10万円です。彼はサイドFIREを目指し、年間の生活費が300万円になるように家計を調整しています。まずは投資に集中し、5000万円の運用資産を目標にしています。5年後にその目標が達成できた場合、その時点で住宅購入を考える予定です。Aさんは、住宅ローンの負担を避けるために、できるだけ多くの資金を貯めてから一部を頭金に充て、ローンを少なくする計画です。

Bさん:マイホーム先行型
Bさんは年収700万円で、月々の家賃は12万円です。Bさんは、資産形成と同時に、早めにマイホームを購入することを優先しました。彼はサイドFIRE後も一部働くつもりなので、現在の収入が安定しているうちに住宅ローンを組みました。月々のローン返済は家賃と同額の12万円ですが、彼はこれを15年間で完済する計画です。早めにマイホームを手に入れたことで、老後の住居費の心配がなくなり、残りの資産を投資に集中できると考えています。

どちらも一理ある考え方ですね。気持ち的にはマイホームを早く持ちたいですし、子どもが小さいうちに環境を整えてあげたいという想いがあります。

こうやって考察すると、やっぱり運用資産を今のうちに高めて、配当金も含めて将来の収入を細かく試算することが大切です。

サイドFIREを目指す人が知っておくべき住宅ローンのポイント

住宅ローンは長期的な負担となり、資産形成に大きな影響を与えるため、サイドFIREを目指す人にとっては慎重に検討すべき事項です。サイドFIREを目指す際に知っておくべき住宅ローンの基本的なポイントを解説し、適した選択肢を提示します。

変動金利 vs 固定金利:どちらを選ぶべきか?

住宅ローンの金利には大きく分けて変動金利固定金利があります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った選択をすることが重要です。

変動金利の特徴

  • メリット: 変動金利は、初期の金利が低いことが一般的です。金利が低い時期に契約すると、毎月の返済額を抑えやすく、短期的な返済負担が軽くなる傾向があります。短期的な住宅ローンを計画している場合や、将来的に繰り上げ返済を予定している人には向いていると言えます。
  • デメリット: 金利が変動するため、将来的に金利が上昇した場合、返済額が増加するリスクがあります。金利の変動に対応できる余裕がある場合には適していますが、サイドFIRE後に収入が減少した際、返済額の増加が生活を圧迫する可能性があります。

固定金利の特徴

  • メリット: 固定金利は、契約時の金利が返済期間中に変わらないため、毎月の返済額が一定です。これにより、将来的な返済計画が立てやすく、FIRE後も安定した返済が可能になります。特に、金利の低い時期に固定金利で契約することができれば、長期間安定した低金利での返済ができます。
  • デメリット: 変動金利と比較すると、初期の金利は高めに設定されることが多いため、短期的には返済負担が大きくなる可能性があります。また、金利が低下した場合にはその恩恵を受けられないという欠点もあります。

長期的な経済的安定を求めるサイドFIRE志向の人には、固定金利の方が安心感があるかもしれません。将来的に収入が減る可能性があるため、返済額が一定の方が資産計画を立てやすいですもんね。ですが固定金利はやっぱり高い…。変動金利と比べて1%以上高い…。

繰り上げ返済のメリットとデメリット

住宅ローンの返済を早める方法として繰り上げ返済があります。繰り上げ返済は、余裕資金がある場合に毎月の返済額とは別に一部の借入金を早めに返済する方法です。これには「期間短縮型」「返済額軽減型」の2つのタイプがあります。

繰り上げ返済のメリット

  • 利息の軽減: 住宅ローンの総返済額のうち、利息が占める割合は大きいです。繰り上げ返済により、元本を早く減らすことで、支払う利息を減らすことができます。特に、借入初期の段階で繰り上げ返済を行うと、利息軽減の効果が高くなります。
  • 返済期間の短縮: 「期間短縮型」の繰り上げ返済では、ローン返済期間を短縮することができます。FIREを目指す人にとって、返済期間を短縮して早期に住宅ローンを完済することで、将来的な経済的自由度を高めることができます。

繰り上げ返済のデメリット

  • 流動性の低下: 繰り上げ返済をすることで、手元資金が減少します。投資に回せる資金が減ることにより、資産形成のスピードが遅くなる可能性があります。特に、繰り上げ返済に多額の資金を投入しすぎると、急な支出に対応できなくなるリスクがあります。
  • 減税メリットの減少: 住宅ローン減税(住宅ローン控除)を受けている場合、繰り上げ返済をしてローン残高を減らすと、控除額が減少する可能性があります。これにより、税制上のメリットが小さくなる場合があります。

繰り上げ返済も手数料を取られる銀行もあるから要チェック!

住宅ローンって利息ばかりに目がいってしまうけど、住宅ローンで支払う利息と資産運用で得られる利息を比較してみて、そこから判断するのもありかもしれません。

フラット35や公的支援の活用法

住宅ローンの選択肢の一つとして、フラット35や公的支援制度を活用する方法があります。これらの制度は、特にサイドFIREを目指す人にとって、安定した返済計画を立てるために役立ちます。

フラット35の特徴

  • 固定金利型: フラット35は、返済期間中の金利が固定される長期固定金利型の住宅ローンです。最大35年間、同じ金利で返済できるため、長期間の返済計画を立てやすく、将来的な金利変動の影響を受けません。
  • 借入条件の緩和: 一般的な住宅ローンに比べて、フラット35は所得制限や職業の安定性に関する条件が緩和されています。サイドFIREを目指して収入が変動することが予想される人にとっては、フラット35の利用が安定した返済をサポートする手段となるでしょう。

公的支援制度の活用

  • 住宅ローン控除: 日本では、一定の条件を満たせば住宅ローン控除が適用され、年末の住宅ローン残高に応じて所得税や住民税の一部が還付されます。これにより、ローン返済の負担を軽減できるため、控除期間中に繰り上げ返済を控える戦略も有効です。
  • 地方自治体の支援制度: 地方によっては、住宅購入やリフォームに対して補助金や金利優遇措置を提供している自治体もあります。これらの公的支援を利用することで、住宅ローンの負担を軽減することが可能です。

フラット35も固定金利とほぼ同様の金利ですね。

住宅ローン控除は現時点で2025年入居分までで13年間控除されるという仕組み。他にも「子育てエコホーム支援事業」とかで補助金がもらえる可能性もあります!

資産運用と住宅ローン返済を両立させる方法

住宅ローンを返済しながら資産運用を進めることは、長期的な経済的安定を図るために非常に重要です。しかし、ローン返済と投資を同時に行うことは、バランスを取るのが難しい場合があります。この記事では、毎月の返済額の管理積立投資との両立方法、さらにはインフレリスクに備えた資産運用戦略配当金の活用などを通じて、ローン返済と資産運用を両立させる具体的な方法を解説します。

毎月の返済額を管理する方法

住宅ローンの返済額は長期にわたって家計に影響を与えるため、計画的に管理することが重要です。適切に返済額を設定することで、資産運用に回せる余剰資金を確保しやすくなります。

返済負担率の把握

返済負担率(年収に対する住宅ローンの返済額の割合)は、理想的には25%以下に抑えることが推奨されています。収入の多くをローン返済に充ててしまうと、資産運用に回せる余裕がなくなり、家計のバランスが崩れる可能性があるため、適切な割合を維持することが重要です。

毎月の家計を見直す

毎月の収支を見直し、固定費や変動費を明確にすることで、ローン返済と資産運用のバランスを取るための余裕資金を把握します。特に、無駄な支出を減らし、返済と投資の両方に資金を確保することが大切です。

返済負担率25%…FIREした後だとなかなか難しいですね。

元手の資産があるのであれば、返済負担率50%でも良いかもしれません。月10万円のローン返済と考えて年間120万円。サイドFIREで転職した後の年収が240万円確保できれば…。少々ギリギリでしょうか?

住宅ローン返済と積立投資を両立させる方法

資産運用を通じて資産を増やしながら、住宅ローンの返済も行うことが可能です。以下にそのための具体的な方法を説明します。

バランス型アプローチ

返済額と投資額をバランスよく配分することが鍵です。たとえば、住宅ローンの返済額と同時に、毎月一定額を積立投資に回す「バランス型アプローチ」を取ることで、借金の減少と資産形成を並行して進めることができます。

繰り上げ返済と積立投資の使い分け

資産運用のリターン(例えば5~7%の利回り)が住宅ローンの金利(例えば1~2%)を上回る場合、ローンの繰り上げ返済を急がずに積立投資を優先する方が資産を増やしやすいことがあります。反対に、金利が高いローンの場合は、繰り上げ返済を優先することも選択肢です。

共働きの間は月25万円を投資信託に充てている夫婦です。

これも無理せずに月1万円でも捻出できればと思っているので、柔軟に変更していきたいです。

インフレリスクに備えた資産運用戦略

住宅ローンを抱えながらの資産運用では、インフレリスクに対する備えも必要です。インフレが進むと物価が上昇し、ローン返済額の実質的な負担は軽くなる一方で、生活費の増加や資産価値の減少リスクが生じます。

株式や不動産投資による対策

インフレに強い資産として、株式不動産投資が挙げられます。株式は企業の利益がインフレに伴って増加する可能性があり、株価の上昇や配当の増加が期待できます。また、不動産投資は家賃収入や不動産価格の上昇によりインフレに対応しやすい資産です。

インフレ連動債の活用

安全志向の投資家であれば、インフレ連動債(インフレに応じて元本や利息が調整される債券)に一部投資することも考えられます。これにより、インフレによる資産価値の目減りを防ぐことができます。

不動産投資もインフレに強いんですね!

マイホームの住宅ローンと不動産投資に係るローンを夫婦で上手く分担できれば、同時並行で可能かもしれません。

配当金の活用

株式投資を通じて得られる配当金を活用することで、住宅ローンの返済や生活費に充てることができ、家計に余裕を持たせることが可能です。配当金を積極的に利用することで、ローン返済や生活費を補いながら、投資による資産形成も進められます。

配当金でローン返済をサポート

例えば、配当利回りが高い株式に投資し、年間100万円の配当金を得られた場合、その配当金を住宅ローンの返済に回すことで、毎月の返済負担を軽減できます。これにより、生活費や資産運用に充てる資金を確保しやすくなります。

再投資による資産拡大

一方、配当金を受け取らずに再投資することで、資産の成長を加速させることも可能です。ローンの返済が安定している場合、配当金を再投資することで、将来的なリターンを増やすことができます。

2024.9現在、夫婦での配当金(税引後)は85万円です。これが100万円、120万円となれば毎月の生活も大きく変化すると思います。

現在は配当金は家具や家電の購入に充てたり、再投資したりしています。

マイホーム購入後もFIREを目指すための節約術

マイホームを購入した後でも、サイドFIREを継続することは十分可能と見込んでいます。しかし、住宅ローンの返済や維持費が増えるため、効率的な節約が重要になります。光熱費や通信費の見直し太陽光発電や省エネ家電の導入メンテナンス費用を抑えるための工夫固定資産税や保険の節約術など、マイホームを持ちながらもサイドFIREを維持するための具体的な節約術を紹介します。

光熱費や通信費の見直し

マイホームでは光熱費や通信費が毎月の大きな支出となるため、これらの固定費を見直すことは、長期的な節約に大きく貢献します。

光熱費の節約

  • 電力会社の見直し: 電力自由化により、自分に合った電力会社やプランを選ぶことができるようになりました。複数の電力会社を比較し、より安いプランを選びましょう。
  • LED照明の導入: LED照明は従来の蛍光灯や白熱電球よりも消費電力が少なく、長寿命です。家全体をLEDに変えることで、電気代を大幅に節約できます。
  • 断熱性能の向上: 窓に断熱シートを貼ったり、カーテンを断熱効果の高いものに変えることで、エアコンや暖房の効率が上がり、冷暖房費の節約が可能です。

通信費の節約

  • 格安SIMの利用: 大手キャリアよりも料金が安い格安SIMへの乗り換えは、通信費を大幅に削減する方法です。データ使用量や通話時間に応じて、自分に合ったプランを選ぶことで、さらに費用を抑えられます。
  • インターネット回線のプラン見直し: 家のインターネット回線も使用頻度や速度に応じてプランを見直すことが有効です。プロバイダの乗り換えキャンペーンを利用することで、さらにお得に契約できることもあります。

これらはマイホーム購入前でも見直しておきたい項目です!

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太陽光発電や省エネ家電の導入

マイホームならではの節約方法として、太陽光発電システム省エネ家電の導入は長期的に大きな節約効果をもたらします。

太陽光発電の導入

  • 太陽光発電で電気代を削減: 太陽光発電システムを設置することで、自宅で発電した電力を利用できるため、電気代の節約が可能です。余剰電力を売電することで、追加の収入を得ることもできます。初期費用はかかりますが、10年~15年程度で元を取ることができ、その後は純粋な節約効果を享受できます。

省エネ家電の利用

  • エネルギー効率の良い家電の選択: 冷蔵庫、エアコン、洗濯機などの大きな家電は、エネルギー効率の良い省エネモデルに買い替えることで、電気代を大幅に削減できます。特に最新の家電は、年間の電力消費量が大幅に改善されており、長期的に見るとコストパフォーマンスが良くなります。
  • スマート家電での自動管理: スマート家電を活用することで、外出先から電源のオンオフを管理したり、無駄な電力消費を防ぐことができます。自動化されたエネルギー管理システムも省エネ効果を高めます。

これはまさに検討中の項目。太陽光発電は会社によって良し悪しがあるので、慎重に調べたいところです。設置費無料のところもありますよね。夜間の電力を考慮したら蓄電池も併せて購入するのがベストなのかも気になります。

また、社会人になって10年以上経ったので家電もそろそろ買い替え時。洗濯乾燥機やエアコン等、マイホームに引っ越すタイミングで買い替えたいと思っています。

メンテナンス費用を抑える工夫

家を長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが必要ですが、適切な管理と工夫により、その費用を抑えることができます。

自分でできるメンテナンス

  • DIYでの修繕: 小さな修繕やメンテナンスは、自分で行うことでコストを抑えられます。例えば、壁の補修や蛇口の修理、簡単なペンキ塗りなどは、材料費だけで済むため、業者に頼むよりも安く済ませることができます。
  • 予防的なメンテナンス: 定期的に家の状態をチェックし、問題が大きくなる前に対応することで、大掛かりな修理を避けることができます。屋根や外壁のひび割れ、配管の水漏れなどは早期に対処することで、後の大きな修繕費用を防ぐことができます。

メンテナンスのスケジュール管理

  • 長期的なメンテナンス計画を立てる: 設備の耐用年数を把握し、計画的に修繕費を積み立てることで、急な出費に備えることができます。例えば、10年後に屋根の修理が必要になると見込まれる場合は、その分の費用を月々少しずつ積み立てておくと、大きな出費の負担が軽減されます。

今後の生活も考慮して、「DIY能力の向上」は私たち夫婦の課題でもあります。小さなことを言えば、エアコンの掃除だって業者を頼むより自分たちで頑張る方が安上がりです。

それでも家のメンテナンスについては長期スパンである程度見積もった方が良いですね。

固定資産税や保険の節約術

マイホームを持つと毎年支払う必要がある固定資産税や、火災保険・地震保険などの費用も、見直しや工夫によって節約することができます。

固定資産税の節約方法

  • 税額の見直し申請: 固定資産税は、土地や建物の評価額に基づいて計算されますが、築年数が経つにつれて建物の価値が下がることがあります。そのため、評価額が現実とかけ離れている場合には、固定資産税の見直しを申請することが可能です。特に、老朽化や市場価値の低下が見られる場合は、この申請によって税額が減額される可能性があります。

火災保険・地震保険の節約術

  • 保険内容の見直し: 火災保険や地震保険は、契約内容によって大きく保険料が変わります。保険金額が過剰でないか、不要な特約がついていないかを確認し、必要最低限の補償内容に見直すことで保険料を節約することが可能です。
  • 一括払いの利用: 火災保険は一括払いで契約することで、月払いよりもトータルの保険料が安くなることがあります。長期間契約を見越して一括払いを利用することで、総額を抑えることができます。

これはとっても重要な項目です。また、火災保険や地震保険だけではなく、私たち夫婦は生命保険も住宅ローンに付帯する「団体信用生命保険(団信)」を活用しようかと考えています。

あえて長期(40年以上)で住宅ローンを組むことにより、団信加入期間も増やせれば…という算段です。

まとめ:サイドFIREとマイホーム購入は無理なく両立できる!

サイドFIREとマイホーム購入の両立は、考えるだけ頭が重たくなる話かと思っていましたが、ギリギリまで投資を続けて節約を継続することにより、無理なく両立できそうです。家づくりを楽しみながら、将来的な自由を手に入れるためにも、今まで掲げてきたポイントをよく夫婦間で話し合い、上手く両立させていきたいですね。

私たちと同様にサイドFIREを目指している方の自信になれば幸いです。あとは家づくりの予算で大きく左右されると思いますので、適切な価格を見出していきましょう。

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