サイドFIRE(セミリタイア)とは?基本的な概念とその特徴
サイドFIRE(Financial Independence, Retire Early)は、FIREムーブメントの一つのスタイルで、完全にリタイアするわけではなく、自由な時間を持ちながら必要な収入を得ることを目指すライフスタイルです。FIREとは、経済的自立と早期リタイアを目指すライフプランのことですが、サイドFIREはその中でも「仕事を完全に辞める」ことではなく、「部分的に働きながら自由な時間を増やす」スタイルが特徴です。
サイドFIREの特徴
サイドFIREの特徴は、経済的な自立をある程度達成しつつも、少額の収入を得るための仕事を続けるという点です。これにより、以下のような利点があります。
- 自由な時間の増加
サイドFIREを達成した人は、フルタイムの仕事に縛られることなく、自分の好きなことに時間を費やすことができます。趣味や家族との時間、旅行、自己研鑽など、個人のライフスタイルに合わせた自由な生活を楽しむことが可能です。 - 収入源の分散
完全に仕事を辞めるわけではないため、副業やパートタイムの仕事などで追加の収入を得ながら、資産運用から得られる収入と組み合わせて生活することができます。これにより、資産の取り崩しを緩やかにし、長期的な資産維持が可能となります。 - 心理的安定感
完全なリタイアに対する不安を抱える人でも、サイドFIREであれば仕事を続けつつも時間の自由度が増すため、心理的な負担が軽減されます。また、収入を得続けることで、資産の減少に対する不安も軽減されます。
私たち夫婦も、家族との時間や自然溢れる環境での生活を夢見てサイドFIREを目指しています。
そのために、今は共働きのフルタイムで働いている分、投資と節約を頑張っています!
サイドFIREに必要な資産形成と4%ルール
サイドFIREを達成するためには、ある程度の資産形成が必要です。その際に参考となるのが、FIREムーブメントでよく用いられる「4%ルール」です。このルールは、年間の生活費の25年分の資産を年4%で運用すれば、その4%を毎年取り崩すことにより、元の資産を減らさずに生活ができるという考え方に基づいています。
例えば、年間の生活費が300万円の場合、4%ルールに基づけば、必要な資産額は300万円 ÷ 0.04 = 7,500万円となります。資産運用による収益(4%)がで生活しようというのがFIREですが、サイドFIREでは、部分的に資産運用以外の収入があるため、完全なリタイアよりも必要な資産額は低く設定できます。
仮に年間200万円を仕事で稼ぐことができる場合、生活費300万円のうち100万円を資産から取り崩すだけで済むため、必要な資産額は100万円 ÷ 0.04 = 2,500万円になります。これにより、サイドFIREはフルFIREよりも資産形成のハードルが低くなり、達成可能性が高まるというメリットがあります。
1億円を目指しているのは年間生活費400万円 ÷ 0.04 = 1億円という計算。
ただ、資産全てを投資に回すことはないので(現金もある程度必要なので)、まずは年間生活費を見直して節約を頑張っています!
サイドFIREを目指すためのステップ
サイドFIREを目指す際、いくつかのステップが役立ちます。
- 生活費の把握
まず、自分の生活に必要な費用をしっかりと把握しましょう。家計を見直し、無駄な支出を削減することで、必要な資産額を抑えることができます。 - 資産運用の計画
資産をどのように運用して増やすかを計画することも重要です。株式、債券、投資信託、不動産など、リスク許容度に応じた運用プランを立て、長期的な資産形成を目指します。 - 副業やパートタイムの収入確保
サイドFIREを達成するためには、部分的な収入源を確保することが必要です。これには副業、フリーランス、パートタイムなど、柔軟な働き方が含まれます。自分のスキルや興味に基づいた仕事を選ぶことで、ストレスなく収入を得ることができます。
現在の生活費は月20万円程度。年間生活費だと諸々含めて250万円になりそうです。
ということは、250万円 ÷ 0.04 = 6,250万円。ふむふむ…。
あとは別のお仕事で収入があれば、1億円達成前にサイドFIREも可能かも💡
サイドFIREがもたらす新しい働き方
サイドFIREは、「働くこと=フルタイムで定年まで働く」という従来の概念からの解放を意味します。経済的な自立を手に入れつつも、自分のペースで仕事を続けることができるため、人生の選択肢が広がります。現代の働き方が多様化している中で、サイドFIREは新しいライフスタイルの一つとして注目されています。
これからサイドFIREを目指す方にとって、大切なのは資産形成とライフスタイルのバランスです。目指すべきは、「少ない資産で最大の自由を得る」という考え方。経済的な自立を達成しながら、好きな仕事や活動を続けることは、豊かで充実した人生を築くための一つの道と言えますね。
夫が結婚当初から「農業をやりたい!」と言っていたので、どうにか後押ししてあげたいです。
ただ、大規模農家ではない限り、農業だけの収入を頼りに生活することは難しいというイメージ。人生一度しかないので、やりたいことをやりつつ、最低限の生活費を資産運用で確保できていれば、心穏やかに暮らせそうです。
まとめ
サイドFIREは、完全な早期リタイアを目指すのではなく、部分的な仕事と資産運用のバランスを取ることで自由な時間を増やし、より充実した人生を送るためのライフスタイルです。4%ルールを活用し、必要な資産形成を行いながら、生活費の一部を仕事で補うことで、経済的な不安を軽減しつつ、自由な生活を実現することが可能です。
コメント