2024年10月9日、衆議院が解散され、総選挙が行われることが決まりました。公示日は15日、開票は27日となります。
新たに誕生した石破政権ですが、選挙に突入するまでの期間はわずか1週間余り。
石破総理は、党内での求心力が低いので、国民の信を問うことで、自らの正当性を高める狙いもあって選挙を実施した側面があったと考えられます。
正直なところ、石破総理はこれまで表舞台でリーダーシップを発揮してこなかったため、重責に対するプレッシャーをひしひしと感じているのではないでしょうか。
さて、今回の衆議院選挙の結果を大胆に予想してみます。
「自民党が最大議席を獲得するものの、自民・公明の連立政権で過半数を割る可能性が高い」
自民党内では、いわゆる裏金問題を抱えた議員への非公認が進んでおり、党内が全くまとまっていません。この状況で選挙を行っても、勝利は難しいと考えられます。
一方、野党第一党の立憲民主党も、与党を奪取して政権運営を担うほどの実力者が揃っているか疑問があります。正直一人ひとりの議員の発言や政策を伺うと、自民より良い政権運営ができるとは思えません。
既存メディアの影響力が低下し、情報の民主化が進んでいる今、有権者はより正確な情報を取得できるようになっています。
例えば、最近の選挙では東京15区の補選で飯山あかり氏がかなりの票数を獲得したことや、東京都知事選での石丸氏の活躍がその一例です。
これらの背景を踏まえると、有権者は質の高い情報を自ら収集し、候補者を選んでいると言えるでしょう。
私としては、SNSやYouTubeの再生回数から判断して、今回の選挙では「日本保守党」と「国民民主党」が議席を伸ばす可能性が高いと感じています。
そのため、今回の選挙では自民・公明が過半数を割り、政策決定は維新、日本保守、国民民主の三党との是々非々で進めていく形になると考えています。政策決定のスピード感は落ちるかもしれませんが、ある意味、議会として健全な形とも言えるので、個人的には問題ないと感じています。
この選挙結果が相場を急落させることはないでしょう。ただし、石破政権が次の参議院選挙まで続く場合、市場の成長は長期的に鈍化する可能性が高いと思われます。
石破氏は総理になってから、「利上げの環境にない」等、日経平均を意識した発言が目立っていますが、根本的には経済政策が弱いと感じています。そのため、現政権が続く限り、大きくプラスに働くことは期待できません。
なお、次の参議院選挙は来年の7月に行われますが、これまでの期間で石破総理のウルトラC的な手腕は期待できないと考えています。結果的に、次の選挙でも今回の衆議院選挙と同様の結果になるでしょう。
ねじれ国会や政権奪取の可能性は低いですが、2回の選挙で勝てないと判断された場合、責任を取って総理が退陣する可能性があります。そうなった場合、次の自民党総裁選では高市氏が選ばれるシナリオが現実的かと思います。
高市氏が総理になれば、相場は上昇すると予想しています。
これらのシナリオを総合的に勘案した上で、私の大きな投資方針は、「今後1年は大きな投資はせず、現金比率を高める」とします!
参議院選挙後に石破総理が退陣すると発言した場合、高市総理を見越して総裁が決定する僅かな期間で多くの日本株に投資する戦略を取ります。 このシナリオどおり進まない場合は、通常の投資方針に従い、投資信託をコツコツと購入し、余剰資金で高配当株を買い進める形を取るつもりです。
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